episode#15 「 どんな言葉で・・・ 」
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満開の桜の花を見て、「わぁ〜!すごいきれだね〜」と言いながら、あまりの美しさに
感動します。
そんなある日、私はみくにと二人で近所を散歩しました。
すると、アイビーが勢いよく(?)生い茂っている家があったのですが、みくには何を勘違い
したのか、その生い茂っているアイビーを見て「かあさん!すごいね!きれいね〜」と
うれしそうに言うのです。
私は、「そ、そ、そうね・・・」といいながら、みくにの手を引いて早々とその場を離れ去りました。
その家の人がみくにの言葉を聞いたら、もしかすると「嫌味?!」と言って怒ってくるかも
しれません。
しかしみくには、桜の花を見て「きれい」という言葉を聞いて覚え、大きく育っている植物を見た
時も同じように感じ、「きれい」という言葉が自然と出てきたのでしょう。
人はどんな言葉を聞いて育つか、どんな言葉によって育つかで、大きく変わってきます。
私は、否定的な言葉を聞き、否定的な言葉の中で育ってきたので、ついつい物事を否定的に
考えたり、否定的に捉えてしまうことがあり、みくにやイサクに流れることがないように、
特に注意しないといけない、と思っています。
聞いて育ってきた言葉によって、その子の思考、思索、感情が形成されます。
だからこそ、子どもたちには神様の言葉、御言葉を聞いて育ってもらいたい、と思うのです。
小さい頃から、神様の言葉(聖書)を聞き、読み、ふれることにより、自ずとすべての判断基準が
神様になるからです。
「かあさん!すごいね!きれいね〜」という言葉をその後、私は何度も思い出しました。
神様が作られたものすべてを「きれい!」と言った娘の言葉が、うれしくてたまりませんでした。
神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、
関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを
判別することができます。 (ヘブル 4:12)
(リディヤ)
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