リディヤさんのつわりの期間が、ほぼ終わりました。
本人も思っていた以上に苦しい時でした。また、咳がひどく、夜中に何度も起き、
寝不足が続きました。



定期健診を前にちょっとリディヤさんも不安になりました。
「高齢出産だと大きく成長しづらい・・・」等、人の言葉に動揺したり、ホームページや
本を読んで少なからず不安を感じ、「普通の人より成長していないんじゃないか・・・」、
「出血は無いけれど、お腹にキリキリとした痛みがあり、大丈夫だろうか?」、

「生きているのだろうか?」と、まだ何も動きが感じられないみくにのことが心配になり
ました。


つわりは確かに、僕自身が想像していたより、ずっと大変そうでした。
日に日にしんどく疲れていくリディヤさんを見て、「産みの苦しみ」というのは、出産の時
だけの苦しみだと思っていたのですが、その瞬間だけのことではないのだな、と初めて
知りました。


でも、主があらかじめ
「完全に守られる」というお言葉を与えていてくださっていました。

と同時に、リディヤさんが大好きな聖歌が何度も僕の心の中に流れてきました。

♪もうダメだという時に、悪魔はすぐつけこむ、信じぬかば勝利をえん。
祈りぬけ、祈りぬけ。勝ちを得よ 勝ちを得よ 主を信じて勝ちを得よ。
ただ主を信じ勇ましく、疑わで勝ちを得よ。♪(聖歌706)

僕たちは真実なる主の御言葉に立とう。主は完全に守ってくださる!
不安を抱えながら、病院へ定期健診に行ったリディヤさんから携帯にメールがありま
した。

「異常なし!」

「ハレルヤ!」 僕は主の完全なる守りに心から感謝しました。

帰ってさっそくビデオを見ました。なんとそこには、みくにが元気に動いていたのです!
顔の前で手を交差させたり、指を動かしたりしてるのです。
リディヤさんのお腹を見ても、ちょっと太ったくらいにしか見えないその胎内に、実は
大きく成長して、もう頭も目も、腕も手もある一人の人間が神様の完全な創造の御手
によって形造られ守られ息づいていたのです。


まだみくには生まれてきてはいないけれど、確かにそこにはっきりと生きているのが
なんだか不思議でした。まるでその姿は、神様にお祈りをしているような仕草でした。


イエス・キリストを信じる者は、我が内に復活の主の御霊が住んでくださっているのだ。
だから、この聖い聖霊様の本当に近くで、今みくには主を感じているんだろうな、と思いま
した。もしかしたら、みくには神様を今見ているのかもしれない...。

主が与えてくださる命の神秘を感じます。

(サムエル)

みくにとともに

〜 産みの苦しみ 〜

(with Mikuni-chan)
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