先日、僕の父が天に帰りました。
僕と妻は、次の日の早朝、教会の吉田牧師・あんな牧師、そして教会の皆さんの
祈りによって支えられ、伊丹空港から一番早い飛行機に乗って、
僕の実家がある北海道に向かおうとしていました。
もちろん8ヶ月に入ったみくにも一緒でした。初めての飛行機、ちょっと妻と
みくにのことが心配でした。
搭乗口の最前列で座って待っていると、搭乗カウンターにいた、女性がすぐ身重の
リディヤさんに気づき、笑顔で話しかけてくれました。
「失礼ですが、おめでたですか?」
「はい!」
「おめでとうございます。今何ヶ月でいらっしゃいますか?」
「8ヶ月になったところです。」
その冷静沈着で、とても自然な対応をする女性は、僕たちの搭乗券を見た後、
カウンターに戻り、僕たちの座る座席の位置が適切かどうかを確認し、すぐに戻って
きて、僕たちに優先搭乗を勧めてくれました。
誰よりも早く飛行機に乗り込むと、リディヤさんの席には、ちゃんと毛布とまくらが
置いてあり、すぐに客室乗務員の方が来られ、背中にまくらを置くと楽であることを
教えてくれました。また、別の客室乗務員の方が、妊婦さんや幼い子供がいる
人のために特別に作成されたブックレットを持ってきてくれました。
その時、「ちょっと早いかもしれませんが。」と言って、
みくにのためのおもちゃを2つもプレゼントしてくれたのです。
あまりに気持ちの良い対応に、僕たちは感動しました。
「完全に守られる」という主のお言葉どおりに、みくには多くの守りをいただき、
無事に北海道に着きました。
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父の遺体を目の前にし、「もう少し生きていてくれたら、みくにに会ってもらうことが
できたのに・・・。」と一瞬思いましたが、でも、僕たちイエス様を信じる者は皆、
いつか天国で再会できるんだ、と思うと平安が心に満ちてきました。
と同時に、その時不思議と喜びが僕を包みました。
「いつも喜んでいなさい。すべてのことに感謝しなさい。」そう神様の声が賛美になって
流れてきました。
“生まれるのに時があり、死ぬのに時がある。”(伝道者の書3:2)
この世にあっては、何事にも神様が定められた時があるのだ。
そして、神様のなさることはすべて時にかなって美しいのだ。
そのことが何故だか聖霊様にあってはっきりと確信させられました。
みくには、7月8日が出産予定日ですが、主が定められた時に、この世に生まれてきます。
一つ一つの目の前に起こる事柄に、神様の絶対主権とともに、その中にはっきりと
神様のご愛の完全さを感じ、ひれふすばかりです。
僕たちは、教会の祈りにひたすら支えられ、再び5日ぶりに無事京都の地に帰って
きました。帰ってきて初めての検診に二人でいきました。みくには女の子であることが
わかりました。
(サムエル)
〜 みくに、北海道へ行く 〜