みくには、もう耳が聞こえ、外からの音を感じることができるらしいのです。
それでリディヤさんは毎朝、毎晩みくにに「おはよう」、「おやすみ」と声をかけています。
僕もなるべく、みくにに触れて、「みくにちゃん、おはよう!」と声をかけるようになりました。
先日、僕たちは教会の吉田牧師、あんな牧師をはじめ総勢12人で、大阪城ホールで行われた
「スペクタクル十戒」という旧約聖書の出エジプト記を題材にしたフランスのミュージカルを
観てきました。
みくには初めて電車に乗り、初めて大阪へ行きました。
(「今日は、いやに揺れるなぁ・・・」とみくにちゃんは思っているのかな?)
まだ、生まれてもいないみくにが大阪に来て、何が分かるわけでもないだろうに、
僕たちは「みくにちゃん大阪だよ〜!」と話しかけてみました。
早速、ミュージカルが始まりました。
みくににとって初めての(?)ミュージカル。
度肝を抜くような大音量、お腹に響くような超低音の中で、みくには、どれほど驚いたことか!
フランス語を聞いたのも初めてのことだろう、と思います。
そのミュージカルの最後に、モーセがシナイ山で神様から「十戒」をもらうシーンがあったのですが、
そこで「十戒」が歌われていました。
一、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。
一、あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。
一、あなたは、あなたの神、主の御名をみだりに唱えてはならない。・・・(出エジプト記20章)
生まれる前から、神様が全人類に与えられた「十戒」を、しかもフランス語で聞くなんて!
なんだかとっても嬉しかったです。
思うに、みくには、生まれる前から毎日神様の御言葉を聞き、神様への祈りの言葉を聞き、
神様への賛美を聞いているんだな!!これってすごい幸せなことだなぁ!
この子が今何を聞くか?
僕たちの普段発する言葉がこの子にどれだけ影響を与えることか!
そして何より、主は聞いておられる。主が喜ばれる言葉だけを話す二人であるように!
そう思わされました。
(サムエル)
〜 十戒 〜