「ハイハイはまだかな?」と心配していたのですが、みくにがハイハイをしない原因は私に
あったのです。ついつい甘やかして、みくにが取ろうとするオモチャを目の前に置いてしまっ
ていたのです。
これじゃ、いつまでたってもハイハイしません。私がみくにの成長をとめていたのです。
これではいけないと思った私は意を決し、みくにが欲しがるオモチャを離れたところにおきました。
するとみくには、「いつもならお母さんがオモチャを渡してくれるのに今日はなんだか違う!」
と思ったのか泣き始めました。
私は「みくにここまでおいで」といってオモチャを見せながら呼びかけました。
みくには、泣きながらハイハイをはじめました。何度も止まっては大声で泣き、またハイハイ
をする、その繰り返しです。私も何度、手助けをしようとしたかわかりません。
この時、いつの間にか、みくにと私はそれぞれ自分自身と戦っていました。
そしてようやく、みくにがオモチャに到着しました!
私はすぐみくにを抱き上げ、ギュッと抱きしめました。(がんばったね!みくに)
私の思いでみくにを育ててはいけない、そう思いました。
みくにはこの時、辛くて泣いてしまいましたが、この時をきっかけにとってもハイハイが
上手になり、今では行きたい所どこにでも自分一人で行けるように成長しました。
“主はその愛する者を懲らしめ、受け入れるすべての子に、むちを加えられるからである。
訓練と思って耐え忍びなさい。神はあなたがたを子として扱っておられるのです。
父が懲らしめることをしない子がいるでしょうか。
〜すべての懲らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、かえって悲しく思われるものですが、
後になると、これによって訓練された人々に平安な義の実を結ばせます。
ですから、弱った手と衰えたひざとを、まっすぐにしなさい。(ヘブル12:10)”
(リディヤ)
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〜 ハイハイ 〜