Recipe No.20   ねんごろなり・・・まめまめ煮込み  

                 


   〔材料〕
 作りやすい分量です。(所要時間: 約1日)
    ・黒豆・・・・・・・1カップ
    ・砂糖・・・・・・・大さじ2
    ・しょうゆ・・・・・大さじ1
    ・だしの素・・・・大さじ1
    ・水・・・・・・・・・2カップ

    〔作り方〕
    @3つの調味料を、水に加え、よく溶かしておきます。
    A黒豆をボールに入れ、水を注いでよく洗い、ざるで水気を切ります。
    B@のだし汁に、洗った黒豆を加え、1晩置いておきます。
    C翌朝、まずは中火で沸騰するまで火にかけます。
    D途中、灰汁(あく)が出る度に、丁寧に取ります。
    E沸騰したら弱火にし、豆がお好みの固さになるまで、コトコト煮込みます。

    ☆ポイント☆
    A:だし汁は、豆がたっぷりつかるくらい作ること!(豆がつややかに仕上がります)
    B:3時間おきに火を止めて、粗熱が取れるまで冷まして、また火にかけます。
      (そうすると、よく味がしみ込む上に、省エネです♪)
    C:より美しく仕上げるために・・・さびた鉄クギをアルミホイルに包んで、一緒に
                        煮込めば、黒々とした仕上がり。

    ☆★ ねんごろ(訳:丁寧な)まめ豆煮込みの完成!! ★☆
    
    〔ハッピーエッセンス〕
     先日、久しぶりに実家である香川に帰省してきました。
     実は父方の祖母の容態が良くないということで、急遽決まった帰省でした。

     着いたのは、夜の8時過ぎ。辺りは真っ暗で、
     何にも見えなくて、ただ星と月が輝いていました。
     駅に迎えに来てくれた父は無言で、祖母のいる老人ホームへと車を走らせました。
     祖母の部屋に入った私は言葉を失いました。
     息をするのが精一杯…私に出来ることは、ただそばにいることだけでした。
     結局、叔父と叔母と私の3人が泊まることになり、
     夜9時から、翌日朝3時まで、私は叔母と2人でずっと部屋で話していました。
     自然と私がクリスチャンになった話になり、ゴスペルで教わった曲の話、
     礼拝で聞いた聖書の話、教会の兄弟姉妹の話…など、つたない私の話を
     叔母はただじっと、うなずきながら聞いてくれました。
     そして、今度京都に来て、教会に行ってみたいと話してくれました。

     次の日の午前4時40分…祖母は天に召されました。
     私は父の前では絶対泣いちゃだめだ、そう思って、部屋に入ることができませんでした。
    
     翌日のお葬式の日…
     教会の皆様から頂いたお花料でお願いした生花は、白く、凛とした、
     なんとも優しい生花でした。
     私がただ1つ花屋さんにお願いした「雪柳」の若葉が、天に向かって伸びていました。
     亡くなった祖母の実姉が、目を細めて喜んでくれました。
     そして、牧師からいただいた弔電は、とても心のこもった文章で、
     私はとても励まされ、
     すすり泣きをされている方もいました。
     
     葬式の日の教会の朝のディボーションは、ルカの福音書 19章
     その1節には、「エリコ」という言葉!!
     思わず私は、週報で確認してしまったほどです。
     神様が私の名前(枝里子:エリコ)を呼んでくださり、勇気づけてくださったのだと
     嬉しくなりました。

     悲しいはずの出来事も、私にとって必要な出来事。
     神様は、どんなことも益としてくださるお方だと確信した、すばらしい帰省になりました。



                                            
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