ある夜のことです。
教会の祈祷会からの帰り道、買い物をして帰ろうと、
近くのスーパーに車で寄りました。
ところが唯基が後部座席でぐっすりと眠っていたので、
妻が１人で買い物をしに店へ入りました。
さて妻を待っている間、私はカーナビに
ついているテレビでニュースを見ようと思い、
それまで流していた賛美からテレビ機能に
切り替えました。
その途端、後部座席から
「おんがくぅ〜」と声がしたのです。
眠っているはずの唯基がいつの間にか起きていて、
「ニュースはいや、賛美がいいの。」
と言わんばかりの声で「おんがくぅ〜」と訴えています。
私が賛美に戻すと、唯基は何事もなかったかのように
またスヤスヤと眠っていました。
（エリヤ）
５代目、今週の作品
「ドライブ」
