どっちもだ〜いすき!


主人が今年の夏から新しい仕事に行っているため、
生活のリズムが変わりました。
朝早くに仕事に出かけ、帰りも遅くなったのです。
そんな生活パターンになって数ヶ月経ちました。
先日、唯基が言いました。
「パパ、遅くなるの?さみしい・・・」
「パパは一生懸命お仕事してくれてるんだよ。
 唯基、分かるね?」
「うん、でもさみし〜くなっちゃった。」

主人が帰ってくると、唯基は大喜びです。
その日は珍しく家族3人が同じくらいの時間に
寝たのですが、川の字の真ん中にいる唯基は
「(パパもママも)どっちもだ〜いすき!」
とニコニコでした。

思えば唯基の誕生直前、主人はリストラにあったため、
唯基と共に過ごす時間がたくさんありました。
それは困った状況だったでしょうか?
いいえ、主人はその期間に、普通の父親では考えられない
ほど多くの貴重な体験をすることができました。
初めて寝返りをした時、初めて立った、
歩いた、○○ができるようになった等々、
たくさんの喜びの瞬間を家族で迎えることができました。
唯基にとっても、幼い時に母親だけでなく、父親と多くの
時間を過ごせたことはとても良いことでした。
勿論、私にとっても主人と共に子育てができる
幸いな時間でした。
今、3人で共に過ごせる時間は少なくなりましたが、
この経験は主人のみならず、私たち家族にとって
神様がくださった財産となりました。

                         (ハンナ)
     
       
5代目、今週の作品
 
         「ぶどうと虹」
        

         


-4代目の恵みシリーズ-