「あのね、よめたよ!」
先日のことです。
私が家の用事をしているので、唯基は好きなことをして遊んで
いました。
いつものように絵を描いたり、本をパラパラめくっているな、
と思っていると、唯基が何やらぶつぶつ言っている声が
聞こえてきました。
「い・そ・い・・・て?あ、で。いそいで、いそいで、
か・じ・で・す・よ。」(消防車の絵本を読んでいます)
いつの間にか平仮名を覚えて、随分読めるようになってきて
いることは、年始に気付いていたのですが、「しゃ・しゅ・しょ」
とか濁音とか、思ったより良く読めているのです。
そこで唯基に、『こどもバイブル』を渡しました。
それは5歳のお誕生日にプレゼントしていただいたもので、
字が読めるようになったら、自分でも聖書を読めるんだよと
今まで言ってきたものでした。
「唯基、読んでごらん。自分でも読めると思うよ。」
そう言って私は創世記のところを開きながら
唯基に手渡しました。
「せ・か・い・の・は・じ・め」
唯基が読みだした時、電話が鳴りました。
それは仕事先の主人からでした。ゴッド・タイミングです!
主人に「ちょっと、ちょっと、聞いて。」と言い、
唯基が読み続けているのを受話器越しに聞かせました。
主人も唯基の成長に驚いていました。
唯基は最初の2ページをほぼ自力で読み終え、
とても満足そうでした。
「唯基、読めるようになったねぇ!」
「あのね、ぼくね、せいしょ、よめたの!」
どこで読めるようになったのか??
夜は寝て、朝は起き、そうこうしているうちに、
種は芽を出して育ちます。どのようにしてか、
人は知りません。(マルコの福音書 4章27節)
ベスト・ティーチャーであられる神様が、
唯基を育ててくださっています。
また唯基が初めて聖書を読めた決定的瞬間を
主人も共に喜ぶことができました。
ハレルヤ!
(ハンナ)
5代目、今週の作品
「パパが会社に行くところ」
-4代目の恵みシリーズ-