「新しいの、いやや」
少し前から、唯基の歯磨きをしていて
「あれっ?!」と思うことがありました。
下の前歯が1本、もしかして・・・
そろそろ乳歯から永久歯へ変わる時期が来たようです。
唯基にとっては思ってもいない大事件が口の中で
起きているらしく、初めて歯がグラグラしているのに
気が付いた日は、びっくりして大泣きしていました。
泣きながら何かを訴えているので聞いてみると、
「赤ちゃんの歯、さよならするのいやや・・・」
私が
「大人の歯になるんやで。パパもママもみ〜んな、
赤ちゃんの歯から大人の歯になったんよ。」
と説明しても、
「いやや、赤ちゃんのがいい・・・」
何日か経って、唯基もやっと気分が落ち着いたようで、
特に歯磨きの後、歯がグラグラしていることを思い出しては、
抜ける時を少し楽しみにできるようになりました。
「赤ちゃんの歯の下から(大人の歯が)はえてくるんやで。」
と、自分から言えるようになりました。
私は唯基の様子を見て、神様が私たちの古い性質を取り
去ってくださる時のことを思わされました。
しかし、神様が働こうとされているのに、
「赤ちゃんの歯、さよならするのいやや・・・」と
ごねていることはないだろうか?
神様は更に良きものと変えてくださるのに、
「いやや、赤ちゃんのがいい・・・」と言って、
神様を悲しませてはいないだろうか?
と考えさせられました。
日々、新しく造りかえてくださる神様にお任せして、
従順に歩む者となりますように。
(ハンナ)
5代目、今週の作品
「かにとえびと小亀」
-4代目の恵みシリーズ-