「ほんとだねえ〜」


先日、幼稚園の生活発表会があり、楽器演奏や歌、
クラスごとの劇を子供たちが見せてくれました。

ちょうどクラスでする劇の配役が決まる頃、唯基は体調を
崩して幼稚園を休んでいました。
先生に、唯基がやりたいと言っている役を第3希望まで伝え、
後日、先生からどの役になったかご連絡をいただきました。
「唯基くんには『みにくいあひるの子』のお父さんあひる役
 をやってもらうことになりました。これお家でも見て
 あげてください。」

と先生が台本をくださいました。
お父さんあひる役は、唯基が1番やりたかった役です。
「パパになりたい。パパみたいになりたい。」
今年になって唯基はよく言いますので、
「お父さん」役は
憧れだったのかもしれません。
しかし、台本を見て、私は
「これ、えらいこっちゃなあ。」
と思いました。
最初に先生が
「あるところに・・・」と言われるナレーション
で始まるのですが、次のセリフがもう唯基の役なのです。
「体調が良くなって、しっかり練習しないとね」
私は唯基に言いました。
ところが、ようやく幼稚園に行けると思ったら、
主人の祖母が急に召天し、またまた園を休まなければならなく
なったのです。
クラスのみんなよりも練習時間が少なくなってしまいましたが、
唯基に知恵が与えられるように祈りつつ、唯基自身もお友だちに
助けてもらいながらがんばって練習したようです。

発表会当日、去年よりも更に伸び伸びと、唯基はお父さん役を
演じていました。
冒頭は、あひるの子が生まれるシーンです。

お母さんあひるあれぇ?なんだかおかしいなぁ〜
お父さんあひる
ほんとだねぇ〜

すごく感情がこもっていて、思わず観客席から笑い声が
起こりました。私もおかしいやら、びっくりするやらでした。
神様が唯基に知恵を与えてくださって、とても楽しい劇の
発表をすることができました。
主に感謝!


                         (ハンナ)
     
      
5代目、今週の作品(折り紙)
 
        「虫たちのお食事」
        

         


-4代目の恵みシリーズ-