「きいろのが・・・」
今日も、唯基は夢中になっていろんなものを
描いています。
ちょっと目を離していると、リビングは、クーピーやら
らくがき帳やら、描き終わった絵やら、描きかけの絵
やらで、ひどく散らかっています。
いつものこととは言え、やはり
「片付けなさ〜い!」
と、怒らずにおれません。
「ごめんなさい。」と言いつつ、すぐには描いている
ものから手が放せない・・・それでもやっと、何とか
片付ける気になって片付け始めると、
「あっ!きいろのがない・・・、ない・・・。」
大事なクーピーが1本、どこかに行ってしまっています。
私は唯基に、慌てず1つ1つ片付けるように言い、
唯基も半分しょげながら、片付けていくと、
描きかけの絵の間から、コロン、と黄色のクーピーが
顔を出しました。
「あ、イエス様」と唯基が言いました。
そこで止まってしまったので、何を言いたかったのか
唯基に続きを聞くと、
「イエスさま、きいろのクーピーが見つかって、
ありがとうございました。」
唯基の口から、自然と感謝の祈りが出てきました。
唯基の片付けは問題ですが、クーピーがなくなった時、
心の中で「イエスさま、イエスさま」と言っていたのでしょう。
見つかったとたんにイエス様への感謝がおのずと
あふれてきたのに、私は感謝しました。
ハレルヤ!
(ハンナ)
5代目、今週の作品
「雨が大好きな生き物とアサガオ」
-4代目の恵みシリーズ-
こっちのつぼみは
いつ咲くのかな?