No.1 ロゴス
すべての学問の基は聖書にあると言ったら、唐突過ぎると驚かれるでしょうか?
英語で「学問」を表す言葉には"-logy"(ロジー)が語尾に付きます。
例えば、生物学なら biology(バイオロジー)、社会学なら sociology(ソシオロジー)、
心理学なら psychology(サイコロジー)といった具合です。
この語尾の"-logy"は、ギリシャ語で「ことば」を表すlogos(ロゴス)からきています。
初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。
この方は、初めに神とともにおられた。
すべてのものは、この方によって造られた。
造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。
この方にいのちがあった。このいのちは人の光であった。
光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。
(ヨハネの福音書1章1節〜5節)
In the beginning was the Word, and the Word was with God,
and the Word was God.
He was in the beginning with God.
All things were made through Him,
and without Him nothing was made that was made.
In Him was life, and the life was the light of men.
And the light shines in the darkness, and the darkness did not comprehend
it.
(John 1:1-5)
ここで使われている「ことば」あるいは "Word"が "logos"なのです。
ここで英語の"Word"が文中にかかわらず、大文字で記されていることに
気づかれましたか?
そうです!これは "God"の場合と同じく特定の方、キリストを指しているのです。
聖書の中でイエス様は「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」
("I am the way, the truth, and the life.")(ヨハネの福音書14章6節)と言っておられます。
絶対的真理なるイエス様に対して使われたことば、"logos"。
学問はその「真理を追究する」姿勢からこの"logos"から派生した"-logy"が付けられるようになったのでしょう。
何気なく使われている言葉の中にも聖書につながる道が隠れていると思うと
とってもうれしくなります♪
これから「バイブル・デザート - Bouquet of English -」ではそんなワクワク&喜びを
たくさん分かち合っていきたいと思います。