夏の初め頃、教会の兄弟の家の庭に植わっているミルトスの木の枝を
何本か挿し木するために分けてもらいました。
水を入れたグラスに分けてもらったその枝を入れ、毎日水を替えながら
根が出るのを待っていました。1ヶ月、2ヶ月経ち・・・何も変わった様子が見られません。今月になって、同じように枝を分けてもらった姉妹たちと話をしましたが、彼女たちの家でも根が出ていないとのことでした。
それから数日後、
「やっぱり、だめかな・・・」
あきらめて、処分しようと思ってグラスを手にすると、枝や葉っぱのほかに白いものが見えました。
「あれ?」
もう一度よく見ると、なんと2本の枝から根が出ていたのです!!
また夏休みに熊本で捕ってきたカブトムシを飼育していたのですが、
少し前に死んでしまいました。主恩は
「カブトムシ死んじゃったの。もう(昆虫)ゼリーとか食べはらへん・・・」
と悲しそうにしていました。卵があるということでしばらく土を置いておいたのですが、孵化する気配もなかったので主人に
「もう土を捨てて、カブトムシの飼育ケースも片付けたら?」
と言いました。主人と子どもたちが片付け始めたとき、何やら3人で騒ぎ始めました。なんと、片付けようとしたら土の中に幼虫がいたそうです。
卵が孵化して幼虫になっていたのです!!
これら二つのことが我が家に立て続けに起こりました。
私はこれらのことから3週間前の礼拝メッセージで語られたことを思いました。私たちは時として、自分の信仰の歩みが遅々として、あまりにも成長がなく、実を結んでいないと落ち込みますが、そのような中においても見えないところで主が御手を働かせていて下さり、私たちの回りを掘り、肥やしを与えて実を結ぶようにして下さっている・・・と。
なんというご忍耐、なんと大きな憐れみ、なんと深い愛でしょうか。
たとえ何も変わっていないように見えたとしても、主が私を捨てず、ご忍耐と憐れみをもって育てて下さる!
「もうだめだ」と人が思ったとしても、また自分が思ったとしても、
神様は私のことをあきらめず、働き続けて下さっている!
そう思うと嬉しくて、嬉しくて、主に感謝しました。
主が私をあきらめないでいて下さるのだから、私もまたあきらめることなく、主によって実を結ぶ者に変えられることを信じて歩んで行きます。
♪「もうだめだ」というときに 悪魔はすぐつけこむ
信じぬかば勝利を得ん 祈りぬけ 祈りぬけ。
勝ちを得よ 勝ちを得よ 主を信じて勝ちを得よ
ただ主を信じ 勇ましく 疑わで 勝ちを得よ ♪
(聖歌706番)
植木鉢に移し替えたミルトス 中にはカブトムシの幼虫がいます