No. 18 ジ・アザー・ハーフ
それゆえ、男はその父母を離れ、妻と結び合い、
ふたりは一体となるのである。
(創世記 2章24節)
Therefore a man shall leave his father and mother
and be joined to his wife, and they shall become one flesh.
(Genesis 2:24)
今週の土曜日に祈祷院で結婚式を挙げられる兄姉がいます。
6月の花嫁、June brideです♪
幸せなお2人にちなんで、今回は「伴侶」について見ていきます。
書類などで「配偶者」と書くときは "spouse"
他によく使われるのは終生の伴侶 "lifelong companion"
人生の伴侶 "life partner"など・・・。
そして会話などでよく登場するのは "the other half"や "better half"という表現。
直訳すると「片割れ」「より優れた半分」ですね。
これは、やはり英語社会の基盤に聖書があるから生じた言葉なのでしょう。
夫と妻は結び合わされ、一体となった。
だから、2人で1つとなり、どちらか一方なら"half"(半分)というわけです。
(ちなみに"better half"という表現は夫が妻を指して言う言葉で、
逆に使われることはあまりないのですって。なぜでしょう・・・うふふ)
今回、日本語の「伴侶」という漢字の意味も併せて調べてみました。
「侶」というのは、「ともずれ」「肩を並べる仲間」「同列に並んだ人々が隊列を組んで
並ぶ様」だそうです。どっちかというと、"companion" "partner"という感じが
強い印象を受けます。
そして「伴」。こちらは「ともなう」という意味でしょう・・・と思いつつ調べてみたのですが、
「一緒に物事をする人」の次に「一体を半分にする」と書かれていました。
「一体の半分」まさに "half"ではありませんか!
英語だけでなく、日本語の「伴侶」にも2人で1つという意味があったと知り、
嬉しくなりました。
中国にはシルクロードを通して早くから福音が伝わっていたと聞きます。
「伴侶」という言葉も聖書の教えの影響を受けて生じたのかもしれない、
と思うとワクワクします。
そして、もうひとつ!聖書はキリストと教会の関係を夫と妻の関係になぞらえています。
私たち自身は"half"。イエス様を信じて、イエス様と結び合わされて、
イエス様に従って歩む時 "one"となるのです。
イエス様から離れず、イエス様と共に豊かな人生を歩みたいです。