No.4 ソー

私がまだ大学生だった頃、アメリカ人でクリスチャンの教授がヨハネの福音書3章16節を
開いて、「この中で神様の愛を一番表している単語はどれだと思う?」と質問されました。

   
For God so loved the world that He gave His only begotten Son,
   that whoever believes in Him should not perish but have everlasting life.

   神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。
   それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、
   永遠のいのちを持つためである。

どの単語だと思いますか?
答えは上の御言葉に登場する単語の中で最も短い
"so"でした。
"so" という単語は「そのように」「そこで」「従って」というように事の起こりや順序を
表すほかに、「とても」「非常に」「それほどまでに」「確かに」など、続く動詞を強調する
意味にも使われます。
"For God loved the world ..." ではなく、"For God so loved the world ..."
書いてあるところに神様がどれほど世の人々を、私たちを、愛してくださっているか
ということが表されているのです。
どれほどでしょうか?
実に、そのひとり子をお与えになったほどに」です。
つまり、ひとり子なるイエス・キリストを世に送り、
私たち人間の罪の身代わりになって十字架につかせるほどに・・・ということです。

「この短い "so" という単語に神様の愛が凝縮されているのです。」
ヨハネの福音書3章16節の御言葉を読むたびに、教授が教えてくれたことを
思い出します。
私たちは罪人で、神様のみこころを何度も何度も痛めてしまう者なのですが、
その私たちへの神様の愛は計り知れないほど深いのです。
そう思うと、ただただ感謝で、感謝で、感謝です。

"For God so loved the world..." この "the world" の部分に自分の名前を
あてはめて読むようにも教えていただきました。

   
For God so loved _______________ that He gave His only begotten Son,
   that _________________ should not perish but have everlasting life.

神様の深い愛と憐れみに心から感謝します。