No. 9 リデンプション

今日は、復活節(イースター)です。
主の御復活を心より喜び、感謝いたします!!
今週は、イエス様が成してくださった十字架の贖いに使われる
"redemption"という
ことばを見てまいりましょう。

   私たちは、この御子のうちにあって、御子の血による贖い
   すなわち罪の赦しを受けているのです。
   これは神の豊かな恵みによることです。
                    (エペソ人への手紙1章7節)

    In Him we have redemption through His blood,
   the forgiveness of sins, according to the riches of His grace.
                      (Ephesians 1:7)

実はこの
"redemption"ということばは日常生活というよりは、取引などの際に
用いられる用語です。特に債務の弁済や抵当などの買戻し行為を指すことばです。
ほかにも過失や欠点などを「償う」「埋め合わせる」、名誉や権利、地位などを
「回復する」「挽回する」、身代金を払って「身請けする」、誓約や義務を「履行する」という
意味でも用いられます。
イエス様は十字架に架かり、私たち人間が罪を犯したため、本来私たち自身が
受けなければならなかった罰を負ってくださいました。
そして罪を犯したため、死の支配に渡されていた私たちを買い戻して神の支配のもとに
移し、神の子としての権利を回復してくださいました。
そしてそれは旧約聖書から約束されたメシヤによる贖いの御業でもありました。
"redemption"- 聖書で、イエス様の十字架の贖いに用いられていることばの持つ
意味を調べる中で、主の成してくださった御業の意味をさらに深く知ることができます。

また、多くの訳語がありますが、一般に英語圏で "redemption"と言えば
だれもがまず「贖罪」「キリストの十字架の御業」を思うことは
なんとすばらしいことでしょうか。

全世界の歴史において最も大いなる "redemption"は、
イエス・キリストの十字架による贖いです。
ハレルヤ!主をほめたたえ、感謝いたします。