『パッション』を観たこと、また奥山実師のお話しを通して幼い時から罪を意識し、十字架の贖いを繰り返し聞くことの大切さを教えていただいてから、我が家でも子供たちに十字架の話しをもっとしていこうと決めました。

どう話していこうか・・・と考えていると、神様がアイディアを与えてくださいました。こども賛美歌「字のない絵本」をヒントに4枚の色画用紙を使って、「私たちの罪(黒)」が「イエス様が十字架で流してくださった血潮(赤)」によって「洗いきよめられ(白)」、「イエス様を信じる者に約束されている天国(金)」に入れていただける、と紙芝居方式で話すことにしたのです。「字のない絵本」の名の通り、字も絵も描かれていない色画用紙ですが、一枚一枚めくりながら話しをすると、実佳も主恩も惹きつけらるように見入っていました。ふたりが気に入ったようなので、次の日も、その次の日も、飽きるまで繰り返そうと毎日聞かせていました。すると、話しを覚えて私が次の色を出す前に自分達で次を言うようになりました。(主恩は次をすっ飛ばして最後の天国の「キンキンピカピカ!」まで行ってしまいますが・・・。)

考えてみると、2人は絵本でもお気に入りができると毎日毎日、何回も繰り返して同じ本を「よんで!」と持ってきては喜んで聞いています。ちょうど実佳や主恩の年齢は、毎回新しいものを求めるよりも、知っているお話で次に何が来るかわかるからワクワクして楽しい時期なのでしょう。だから十字架の話しを繰り返し教えるにはピッタリの、神様の時だったのです。1週間、2週間・・・・1ヶ月近く経った今では、実佳は私の代わりにお話しができるほどになりました。また、お話の後で「今日、悪いことをしてしまった人!」と呼びかけると「は〜い!」と率先して手を挙げ、自分で思いつく悪いこと、叱られたことなどを言い、「イエス様ごめんなさい・・・」と悔い改めの祈りができるようになりました。罪で真っ黒な心もイエス様が十字架で流された真っ赤な血でゆるされると聞いて、安心して罪を告白できるようです。この幼い時から聞いている福音が、実佳や主恩が成長して理解度が増すにつれて芽を出し、成長し、実をならせていくと信じ、良き実を見させていただく日を楽しみにしながら、今日もまた「字のない紙芝居」を読みます。